小児の歯ぎしりについて
- 2024年6月22日
- 小児歯科
本稿は、親御さんからの相談に多いのお子さんの歯ぎしりについてです。
・小児の歯ぎしりとは
ギリギリと大きな音の歯ぎしりというのはかなり強い力がかかっているように聞こえるため歯が割れてしまうのではないかと心配される方が多いです。
大人の歯ぎしりや、くいしばりは一般的に顎や歯に良くないイメージを持たれている方が多いですが、子どもの場合は通常それほど心配するようなものでないことがほとんどです。
・歯ぎしりの原因とは
子どもの歯ぎしりの原因や対処法などについてです。
子どもは、歯が生えてくる際に、歯ぎしりをすることであごの位置を決めていると言われています。実際、赤ちゃんの時に上下の歯が生える時から歯ぎしりは始まっていると言われており、顎の位置を決定するのに必要な行動ではないかという見解があります。
また乳歯が全て生えそろい、幼児期や学童期に現れる歯ぎしりは、永久歯が生えてくる際にスペースを作る目的だと言われています。
・歯ぎしりの対処方法
大人と同様、子どももストレスによって歯ぎしりをすることがあると言われており、ストレスが過剰にかかってくると歯ぎしりも多くなるとも言われています。ただ歯ぎしり自体はストレスを発散するのに必要な行動であるとも言われています。
・まとめ
以上のように、子どもの歯ぎしりというのは、乳歯や永久歯の健全な歯並び、噛み合わせのために必要があって行われていることも多いとされており、通常はそれほど心配いらないというように言われています。