ラバーダム防湿について
- 2024年6月3日
- 精密根管治療
・根管治療におけるラバーダム防湿について
当院で力を入れている精密根管治療の際に行うラバーダム防湿という手技についてお話ししていきたいと思います。
・ラバーダム防湿とは?
ラバーダム防湿とは根管治療を行う患歯にリング状の器具とゴムのシートをかけて治療を行う方法です。
以下ラバーダム防湿を行うメリットとなります。
① 細菌等の侵入を防ぐことができる
治療の際、唾液と一緒にお口の中の菌が根の中に侵入してくるのを防ぐことができます。菌や汚れの混入にて感染を起こしてしまうリスクがあるためラバーダム防湿にて唾液の侵入を防いでいきます。
② 術者の治療効率が上がる
ラバーダム防湿にて、治療を行うことで術者の治療効率があがります。私はこれが一番のメリットと考えております。唾液により滑りやすくなった器具の落下や、口腔内を傷つけるリスクがなくし、治療に集中できるためです。治療効率が上がることで、精度を高め予後を良くでき、治療進行を早めることは来院回数を減少させることにも繋がります。
③ 薬剤等が喉に流れ込まない
治療上、飲み込むと危険な薬液を使用する際に、ラバーダム防湿にて口腔内への流入を防ぐことが出来ます。
・当院のラバーダム防湿の特徴
① 保険外、保険診療問わずラバーダム防湿を行います。
② ラテックスアレルギーの方もラバーダム防湿を行えるように、通常のラバーダムシートに加えてノンラテックスシートもご用意しております。
③ 強い圧迫感や、花粉症や鼻づまり等でラバーダム防湿が苦しく装着がお辛い患者様は、簡易防湿にてご対応も致します。無理矢理や強制的にといった装着は致しませんのでご安心下さい。
まさき歯科クリニック 正木 秀憲