オーラルケア|まさき歯科クリニック|茗荷谷駅の歯医者・歯科ならまさき歯科クリニック|土曜診療

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医療コラム

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オーラルケア

オーラルケア

 

オーラルケアは文字通り「口腔(oral)」の「手入れ(care)」のことです。虫歯や歯周病を防ぎ、歯やお口の健康を保つために必要なケアのことです。歯や歯肉の状態、あるいは年齢や歯の生育により、歯とお口おお手入れ方法は異なります。丁寧なオーラルケアはほかの疾患の予防にも繋がります。お口の状態に合わせたオーラルケアが出来るようにしていきましょう。

 

・子供のオーラルケア

いくつになっても健康なお口で毎日を過ごすためには、子供の時からの正しいオーラルケア習慣が必要です。子供の期間は、歯の成長に応じたケアや習慣づけの工夫を心掛けるようにしましょう。虫歯になる前に、定期的に歯科医院でのお口の状態のチェックをすることで大人になってからも健康の歯を保つことが出来ます。歯磨きをした後はしっかりと褒めてあげて、自発的に歯磨きをする習慣をつけましょう。歯ブラシにつける歯磨剤は適量にしましょう。嫌がる場合は少量から始めてみましょう。お子様自身に好きな色の歯ブラシや好きな味の歯磨剤を選んでいただくのも良いと思います。当院には各ご年齢ごとのお子様用のブラシや歯磨剤がございますので、お気軽にご相談下さい。

 

・高齢者のオーラルケア

日本国内で高齢化が進む中、オーラルケアの重要性が認められてきていることから、80歳以上で20本以上の歯を残している人の割合が4割近くに上がってきています。しかしご自身の歯で噛むことが出来、健康的に「食」を楽しめる方が増える一方で、虫歯や歯周病に悩む方も相対的に増加傾向にあります。

口腔内の清潔な状態が保たれない状態が長く続くと歯茎に炎症がおこったりするなど、お口のトラブルの原因になるだけでなく、全身的な病気の要因にもなってくる可能性が高まります。特に高齢者の方は口腔内で増加した細菌が唾液などと一緒に呼吸器に入り込み「誤嚥性肺炎」を起こしやすくなします。命にもかかわる大変な病気ですので、強い注意が必要です。当院では誤嚥性の肺炎を防止するために、義歯の化学的洗浄、専門の機械を用いての口腔機能の状態の確認、対応など様々な取り組みを行っておりますのでご来院の際はご相談してください。

 

・セルフケアグッズ

虫歯や歯周予防のほか、歯の漂白、口臭対策など用途に合わせたオーラルケアグッズが数多く市販されています。様々なケアグッズを組み合わせて、工夫をしながら毎日のケアに役立てましょう。代表的なものではデンタルフロス、歯間ブラシがありますが、その他、お子様の歯磨きの補助に音楽がなる歯ブラシや歯磨きアプリを用いるのも良いかもしれません。

 

・免疫力・口腔機能を高める

健康な歯を保つためには、歯磨きだけではなく、免疫力を高め、健康な体を維持することも大切です。バランスの良い食生活のほか、血行促進のためにストレッチなどを適度な運動を行い、老廃物を代謝・排出することを心掛けるようにしましょう。また口腔機能の低下を防ぐため歯科医院で適切な検査、指導を受けることでオーラルフレイルの予防・対応につながります。オーラルフレイル(Oral Frailty)は,口の機能が健常な状態(いわゆる『健口』)と『口の機能低下』との間にある状態です。咬みにくさ,食べこぼし,むせ,滑舌の低下などのオーラルフレイルの症状は,身体的(フィジカル)フレイル,社会的(ソーシャル) フレイル,精神・心理/認知的(メンタル/コグニティブ)フレイルなどに代表される,高齢期に生じる複数の課題が重複して生じる口の衰えであり,改善可能です。つまり,早期にオーラルフレイルの兆候を評価して適切な対策を行うことにより,機能低下を緩やかにし,さらには改善する可能性があります。現在、口腔機能の低下については保険診療の範囲で検査、対応が出来ますのでお気軽にご相談頂ければと思います。

 

・災害時のオーラルケア

災害時には水不足なども含め、普段のような歯磨きが出来ません。避難先で歯ブラシがない場合は、少量のお水や、お茶でうがいをしましょう。唾液を出す工夫を行うのも効果的です。唾液には口の中の汚れをを洗う働きがあります。水分を出来るだけ取り、顎の付け根あたりをマッサージしてあげることで唾液腺を刺激して唾液の分泌を促すことが出来ます。また、ティッシュやハンカチなどをぬらして歯の表面の汚れを落としてあげたり、非常用のマウスウォッシュなどを活用していくのも効果的です。大きな災害に見舞われた際、まずは命を守ることをもちろん優先して頂き、状況がある程度落ち着いたときに口腔のことにも意識を向けて頂ければと思います。最近では、非常用の防災グッズを備える方も増えてきています。その中に歯ブラシやマウスウォッシュなどのオーラルケアグッズなどを取り入れて頂くのもいいかもしれません。